江戸開幕

内容概要

1947年福井県に生まれる。1975年京都大学大学院文学研究科博士課程終了。京都大学博士（文学）。京都大学文学部助手、神戸大学文学部助教授をへて1983年より現職。近世前期の政治史を研究。中でも特定の政治権力が成立した後、それが恒常的に再生産するためどのようなシステムを作り上げていくのかを、動態的に描き出そうとしてきた。今後は、そうした支配システムが、どのような過程を経て、解体していくのかにも関心を持っている。

书籍目录

はじめに 政治の時代

第1章 豊臣から徳川へ

第2章 大御所と将軍

第3章 将軍と天皇

第4章 鎖国への道

第5章 家光政治の開始

第6章 江戸前期に生きた大名たち

第7章 鎖国の完成

第8章 寛永の大飢饉

終章 東アジアのなかの日本

作者简介

関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は、1603年江戸に幕府を開くが、二年後将軍職を秀忠に譲る。自らは大御所となり、諸大名を掌握し朝廷に権力の触手を伸ばす。一方で、諸外国との外交にその腕を振るう。1615年大坂城に豊臣一族を滅ぼすに至り、徳川氏の覇権が確立した。――朱印船貿易の展開、さまざまな法度の制定、キリシタン圧弾、島原の乱、鎖国政策などを通して、徳川三代による天下支配の組織とその構造の特質を実証する！！

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