《四季·冬》书评

出版社:講談社
出版日期:2004/3/6
ISBN:9784061823631
作者:森博嗣

你喜欢人类吗?

几年前读的时候パティ和博士那段反复撸了好几遍对话只是让我把博士“路转粉” 这次在大系列基本读过的基础上再来回顾一遍 感慨颇多。
首先森老板可以说是在出道作《全部成为F》时就把整个大系列的总体构想给完成了。
四季系列可以说是整个大系列的中转站或是收敛点。而最近的W系列没看之前,书里有些关于“类人技术”发展的部分只能是一知半解,而在W第一本看过之后,回过头来才发现冬这里伏线早已埋的妥妥的。
其实我们凡人如果无法完全理解博士的想法的话,可以简单的理解为——这个天才想用自己堪比神明的超级处理器(头脑)重塑这整个bug横生的世界。而且可能的话,将突破空间时间和意识有无肉体存亡乃至生死的障碍。
就好比相对论中收敛与发散的反复,在一切都是有限与微小的世界里,她也将如同四季轮回般持续着自己没有终点的人生之旅吧。可以的话在这位天才的生之连锁里,能与之产生交集的话,该会有多美妙呢。多想占用就算一点也好对博士来说完全可忽略不计的空间永远留在她“多余的ROM里”啊。(痴汉发言)
我姐上次在Q里跟我说的这段也达到了某种痴汉级别。
另外 以下都是自留用的洗脑金句。
空気に限らず、多くのものは平衡を求めて、強い方から弱い方へ、力を消すために移動する。これとは対照的に、人間は、強いところへ集まり内圧を増す。これは、人の生が元来、アンチ?エントロピィ的なプロパティを有している所以《ゆえん》だろう。あるいは逆に、強いと思われているところこそ、実は応力が低いのか……。
抽象できるのは、どんなものも、あるべき位置に接近するだけで、そのものにはけっしてならない。かぎりなく漸近するだけのこと。
心の底で人は皆、人間なんてちっぽけな存在だ、馬鹿で我が儘でどうしようもない生きものなんだって考えているの。おそらく、それだけが人類の絶対的な共通認識だと思っている。
結局のところ、抽象できる一般性とは、やれることを、やれるうちにやる、やらないよりは、やった方が何か新しいことを感じることができる、何かを得るかもしれない、そして、得ることによって初めて、何かを拒否できる。また、生み出すためには、常に破壊が必要なのです。新しいものを生み出すという行為は、必ず、拒否と破壊が伴う。生み出すとは、生まれるとは、元来がそういうことなのです。新しさが、古いものの否定にある以上、避けられません。
退屈を打破するためには、それこそ、スパイシィな危険を添加するしかないからだよ。
「私らしくない」四季は頷いた。「私らしくないこと、それが、新しい私らしい」
どうして、その時間の先に、未来に、
今すぐジャンプしない?
たった今から、すぐそこへ行けば良いのに、
すぐに実行すれば良いのに、
どうして、無為に時間を待つのだろうか。
「無限というのは、幾つからだと思う?」
「変なことをきかないでほしいな。ジョーク?」
「お母様にもわからないことがあるのですか?」
「もちろんです」
「神様にも、わからないことがありますか?」
「ありますよ。わからないことがあるから、人は優しくなれるのです」
「死を恐れている人はいません。死に至る生を恐れているのよ。苦しまないで死ねるのなら、誰も死を恐れないでしょう?」
「おっしゃるとおりです」
「そもそも、生きていることの方が異常なのです。死んでいることが本来で、生きているというのは、そうですね、機械が故障しているような状態。生命なんて、バグですものね」
「バグ? コンピュータのバグですか?」
「ニキビのようなもの。病気なのです。生きていることは、それ自体が、病気なのです。病気が治ったときに、生命も消えるのです。そう、たとえばね、先生。眠りたいって思うでしょう? 眠ることの心地良さって不思議です。何故、私たちの意識は、意識を失うことを望むのでしょう? 意識がなくなることが、正常だからではないですか? 眠っているのを起こされるのって不快ではありませんか? 覚醒は本能的に不快なものです。誕生だって同じこと……。生まれてくる赤ちゃんって、だから、みんな泣いているのですね。生まれたくなかったって……」
自分の人生を他人に干渉してもらいたい、それが、愛されたい、という言葉の意味ではありませんか?犀川先生。自分の意志で生まれてくる生命はありません。他人の干渉によって死ぬというのは、自分の意志ではなく生まれたものの、本能的な欲求ではないでしょうか?
私には正しい、貴方には正しくない……。いずれにしても、正しい、なんて概念はその程度のことです
「どこに行きたい? ー わからない。でも、ここではないところ」
「何がほしいの? ー わからない。でも、ここにはないもの」
「貴女は、貴女から生まれた。貴女は貴女だ。そして、どこへも行かない。」
「人間がお好きですか?」犀川は尋ねた。
 四季は口もとを緩ませ、そして微笑んだ。
「ええ……」


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