出版日期:1984-10
ISBN:9784334025749
作者:山村美紗
页数:208页
内容概要
京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。京都市立伏見中学の教師として教壇に立つ。1967年ごろから創作活動を始め、テレビドラマ「特別機動捜査隊」の脚本などを担当。’70年『京城の死』(後に『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補に。’71年「死体はクーラーが好き」が小説サンデー毎日新人賞候補となる。’74年「マラッカの海に消えた」で本格デビュー。’83年「消えた相続人」で第3回日本文芸大賞受賞。’92年に第10回京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。1996年9月5日、心不全のため急逝。65歳没。滞在中の東京都千代田区の帝国ホテルにて、執筆中の小説が広げられた机に突っ伏して、亡くなっていたという。まさに、ミステリーの女王らしい最期だった。
作者简介
父・高光の突然の失踪、その直後、留守宅に無気味な電話、さらに、家政婦の不審な行動・・・。一人残された女子大生・小川麻知子は言いしれぬ不安にかられる。――高光が時価一億円の絶品"前向き小町"の絵画売買にかかわっていた事実を突き止めたとたん、京都一条戻り橋で死体となって発見された。麻知子は助教授・伊吹陽一郎とともに父の死の謎を追い、北陸・福井へ・・・。ところが事件の鍵を握る人物が次々と小野小町ゆかりの場所で殺されていく!幻の名画はどこに消えたのか?密室トリックと意外な犯人、さらに"小町の謎"に挑む。