太宰治論<増補決定版>

出版社:春秋社
出版日期:1968-11-15
ISBN:9784101356112
作者:奥野 健男
页数:362页

内容概要

奥野 健男(おくの たけお、1926年〈大正15年〉7月25日-1997年〈平成9年〉11月26日)は、文芸評論家・化学技術者。多摩美術大学名誉教授。父は最高裁判事の奧野健一。
東京に生まれる。東京府青山師範附属小学校を経て、麻布中学校に在学中、小山誠太郎に感化され自然科学、就く天文学、有機化学に興味を抱く。同時期、吉行淳之介や北杜夫を知る。1947年(昭和22年)東京工業大学附属工業専門部化学工業科卒、1953年(昭和28年)東工大化学専攻(旧制)卒。遠山啓に科学全般を、岩倉義男に高分子化学を学ぶ。在学中の1952年(昭和27年)に『大岡山文学』に『太宰治論』を発表し、注目される。卒業後、東芝に入社し、印刷回路積層板の研究からトランジスタの開発に取り組む。1959年(昭和34年)に大河内記念技術賞を、1963年(昭和38年)に科学技術庁長官奨励賞、1964年(昭和39年)に特許庁長官賞受賞を受賞する。
1954年(昭和29年)に服部達らと『現代評論』を、1958年(昭和33年)に吉本隆明らと『現代批評』を創刊し批評活動を行なう。1960年代前半に、「政治と文学」というプロレタリア文学以来の観念を厳しく批判し、民主主義文学を否定したことで、文学論争の主役となった。
1961年(昭和36年)に多摩美術大学、日本大学芸術学部の講師、1962年(昭和37年)に多摩美術大学助教授、1970年(昭和45年)に教授となる。多摩美大では当初自然科学の講座を担当していたが、やがて『太宰治論』により文芸評論家として遇されていたため文学の講座に集中する。作家三島由紀夫との親交があったため、彼の自決の翌日の授業には、教室からあふれんばかりの学生が押し寄せたという。奥野ゼミは、ゼミ生による創作集『葡萄弾』を毎年発行していた。
1976年(昭和51年)から1992年(平成4年)まで「産経新聞」の文芸時評を担当、文学における「原風景」という概念を打ち出した。
多摩美術大学の教員として広い視点から宇宙的な自然科学、そして芸術文学の本質を少しでも学生に植え付けようと30余年に渡り尽力した。著作の装丁の殆どが多摩美大出身者によってなされている。
1991年(平成3年)に多摩美術大学理事。1997年(平成9年)退職。同大学名誉教授。
次女の奥野美果は工芸作家。

书籍目录

人間と思想の成立
宿命
家と性格
上昇感性の否定
下降指向
人の手本
他への奉仕——「道化」——
「反立法」の役割
文学の価值——「蹉跌の美學」——
神への「復讐」
生涯と作品
コミニズの時代——「晚年」以前——
「排除と反抗」の時代——前期——
文体と方法
変貌
安定と開花の時代——中期——
危機
愛について——戦争末期——
敗戦と新現実——後記——
破壞
「人間失格」
太宰文学の位置とその周辺
太宰文学の独立性
昭和十年代の文学
「無賴派」の文学
「斜陽」論
「人間失格」論
全作品解說
太宰の文体
太宰文学の系譜
太宰治と現代
太宰治再說
室生犀星と太宰治
津軽の太宰治碑
「太宰治論」の頃
年譜
參考文獻目錄
初版あとがき
あとがき


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精彩短评 (总计1条)

  •     比文庫版內容似乎多很多。“全作品解說”很有用。只可惜是借的、而且這個版本已絕版久。如果大家都是道化的话、这无聊的世界也许会精彩许多亦未可知。
 

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