三河鳳来寺旧蔵暦応二年書写『和漢朗詠集』

出版日期:2014-3-20
ISBN:9784585290672
作者:佐藤道生
页数:502页

内容概要

佐藤道生(さとう・みちお)
慶応義塾大学文学部教授。専攻は古代・中世日本漢学。
著書に『平安後期日本漢文学の研究』(笠間書院、2003年)、『和漢朗詠集 新撰朗詠集』(柳澤良一氏と共著、和歌文学大系四七、明治書院、2011年)などがある。

书籍目录

〈影印篇〉
前言
目次・凡例
影印
巻上
巻下
〈研究篇〉
目次
解題
翻印
凡例
巻上
巻下
論考
1『和漢朗詠集』、幼学書への道
2江註と私註―『和漢朗詠集』註釈の視点―
3朗詠江註の視点
4「朗詠江註」の発端
5「朗詠江註」と古本系『江談抄』
6大江匡房略伝
7平安貴族の読書
8『古事談』と『江談抄』
索 引

作者简介

『和漢朗詠集』は平安中期、藤原公任(966-1041)によって編纂された詩歌のアンソロジーである。成立当初から貴族社会に流通し、平安末から鎌倉初めの時期には幼学書(誰もが10歳前後に学習する書籍)の一つとなった。
なかでも、ここに影印する『三河鳳来寺旧蔵暦応二年書写 和漢朗詠集』は、以下の特徴を有する学界に未紹介の資料である。
一、本文に詳密な訓点(ヲコト点・傍仮名)が施されていること。
二、行間・欄上に小字注記(内容は多岐にわたる)が多く書き入れられていること。
三、紙背(裏書)に詩語の典拠・用例として漢籍本文が多く引用されていること。
これらの書入れは、平安時代後期から鎌倉時代にかけて主要な博士家(漢学を専門とする家々)で行なわれた『和漢朗詠集』研究の成果を示すものである。
なお、書写者の藤原師英(もろひで)は、式家藤原氏の儒者で、東山御文庫蔵 九条本『文選』の書写者として名高い。本書は師英の奥書より知られるように、『和漢朗詠集』の訓説を第三者に伝授することを目的として、累代の儒者が自ら書写・校合したものである。書入れの存する『和漢朗詠集』古写本は比較的多く現存しているが、大半は伝授を受ける側(学習者)が書写したものであり、この本のような伝授する側のものは殆ど残っていない。古代・中世日本における「知」の伝授のあり方を如実に示す貴重資料であるといえよう。
(本書の特長)
・『三河鳳来寺旧蔵暦応二年書写 和漢朗詠集』(個人蔵)の全編をフルカラーで影印。同書の全編公開は史上初。
・利用の便に供するため、詳密な訓点・小字注記・紙背書入をも忠実に再現した翻刻を附した。
・解題・論考では、「和漢朗詠集」の全体像を明らかにし、国文学史上の位置づけ、朗詠集研究の到達点を示した。


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发布书评

 
 


精彩短评 (总计1条)

  •     庆应一系的国文学研究都好棒。这书竟然是佐藤先生自己的书!
 

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