出版日期:2005-2
ISBN:9784061596969
作者:上垣外 憲一
页数:256页
内容概要
上垣外/憲一
1948年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は比較文化・比較文学。国際日本文化研究センター助教授を経て、帝塚山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
书籍目录
序章 雨森芳洲―忘れられた思想家
第1章 町医者の子
第2章 木下順庵に学ぶ
第3章 対馬で実務見習い
第4章 朝鮮外交に活躍
第5章 思索と教育の晩年
作者简介
江戸期の日朝交流史に屹立する思想家の生涯朝鮮通信使が称賛した語学力と人道主義に根ざす平等思想。偏見や自文化中心主義を否定する現代的思索を展開しながら、国学の擡頭で忘却された思想家が現代に甦る
朝鮮語と中国語を自在に操る対馬藩の儒者に、朝鮮通信使は称賛の言葉を惜しまなかった―。木下順庵に学び、新井白石・荻生徂徠との交友を通して研鑽された芳洲の思想は、言語哲学に発し、偏見を排した文化・民族の平等理念へと昇華する。江戸時代、日朝親善の先駆者となり今日的思索を展開しながら、国学の擡頭により忘れさられた思想家が現代に甦る。