出版日期:1993-9-6
ISBN:9784061590928
作者:ギュスターヴ・ル・ボン
内容概要
【ギュスターヴ・ル・ボン】
1841〜1931。フランスの社会心理学者。医学を修めた後、心理学や人類学、物理学など学問的関心は多方面に及ぶ。群集心理を論じ、社会心理学の道を開く。主な著書に『印度の文明』『物理の進化』『民族進化の心理法則』『フランス大革命と革命の心理』など多数ある。
【櫻井成夫】
1907年東京生まれ。早稲田大学仏文科卒業。元早稲田大学教授。主な訳書に『孤独』(エストニエ)『若き日の夢』(ラマルチーヌ)『フローベル初期作品集』などがある。1993年2月没。
作者简介
民主主義が進展し、「群衆」が歴史をうごかす時代となった19世紀末、フランスの社会心理学者ギュスターヴ・ル・ボンは、心理学の視点に立って群衆の心理を解明しようと試みた。
フランス革命やナポレオンの出現などの史実に基づいて「群衆心理」の特徴とその功罪を鋭く分析し、付和雷同など未熟な精神に伴う群集の非合理的な行動に警告を発した。
今日の社会心理学の研究発展への道を開いた古典的名著である。