江戸参府旅行日記

出版社:平凡社
出版日期:1997-5-15
ISBN:9784582803037
作者:ケンペル
页数:383页

书籍目录

第一章 参府旅行の準備と日本流の旅行の記述
第二章 長崎から幕府の所在地江戸に至る水路ならびに陸路の一般的記述とその状態
第三章 われわれが主要な街道で見た庶民ならびに寺社の建築物およびその他の一般的記述

作者简介

ケンペル来日は元禄3年。
後のツュンベリー、シーボルトを加えた三者は「出島の三学者」と呼ばれ、特に秀でた識者とされる。
最も早く来日した彼は、後の二人にも多大な影響を与えている。
ケンペルの2度の参府ルートは概ね長崎街道、瀬戸内航路、東海道の3区間に大別できる。
航路や宿泊地に若干の違いがあるのみで、主要な通過地は同じである。
その記録は多岐に渡り詳細を極める。特に当時の道路状態の記述は興味深い。
十分な規模があり清潔で、里程を示す一里塚や道標が置かれ、
しかも左側通行のルールが徹底される事など、日本の道路の充実ぶりにケンペルは驚く。
外国人の評価した近世日本の交通事情を知る上で、三学者の記録は貴重。
彼らは日本に車輪の通行が少なく、道の損傷が少ない事に注目している。
約250年後の昭和期には同じ外国人の評価でも
「日本の道路は信じられないほど悪い。工業国にしてこれほど完全に道路を無視してきた国は日本のほかにない」(ワトキンス)
と言う事になってしまうから面白い。
当時は五代将軍綱吉の時代で、ケンペルも拝謁している。
歌ったりダンスをしたり、"喧嘩口論の末仲直りして別れる仕草"など、
ケンペルらは将軍に乞われるままの茶番を演じる羽目になる。
また何処でも簾や障子の向こうに婦人たちが見物していた事を書いている。
好奇心の旺盛さと、障子や簾の陰からそっと見る、という行動はどうも日本人の性癖らしい。
また"生類憐れみの令"は、外国人から見ても滑稽だったようだ。
他、長崎の密貿易とそれに対する容赦ない処断など、当時の様子を伺わせる記録が満載である。
一切の誇張なく科学的な眼で日本を見るケンペルは、流石に当時一流の識者と言っていい。
その著作が幕末期に至るまで、欧州における日本学の基本的な書となったことも肯ける。


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