世界飛び地大全

出版社:社会評論社
出版日期:2006-8
ISBN:9784784509713
作者:吉田一郎
页数:432页

内容概要

吉田一郎
1963 年東京都赤羽生まれ、埼玉県大宮育ち。法政大学社会学部卒、早稲田大学大学院在籍中(国際関係学専攻)。『香港ポスト』記者、月刊『香港通信』 編集長、日刊『香港ビジネスポスト』編集長を経て、現在『市民じゃ~なる』編集長。著書に『香港街伝』(徳間書店)、『香港的秘密』『中国アナーキー』(アスペクト)、『九龍城探訪 魔窟で暮らす人々』(イーストプレス・監修)、『国マニア』(交通新聞社)など。

书籍目录

まえがき
第1章 現存する飛び地
■ 「オイシイ部分」だけが残った世界一お金持ちなスルタン国 ● 【ブルネイ領】テンブロン
■ 「歴史的意義」にこだわったポルトガル人の置き土産 ●【東ティモール領】オエクシ
■ 「密輸とゲリラの拠点」と言われて、地雷に囲まれた飛び地 ● 【ウズベキスタン領&タジキスタン領&キルギス領】フェルガナ盆地周辺
■ 約200ヵ所にわたって双方の領土が入り乱れる、究極の飛び地 ● 【インド領&バングラデシュ領】クチビハール
■ 海賊の首領や部族のリーダーに奪われず残った国王の直轄領 ● 【オマーン領&アラブ首長国連邦領 - ムサンダム半島、マダ&ナワ
■ 地域全体が難民キャンプか、はたまた監獄か ● 【帰属未定地パレスチナ暫定自治政府管轄地域】ガザ
■ 住民と大統領の命を救った「安全地帯」 ● 【イギリス領&キプロス領 - デケリア&デケリア発電所
■ べネチアに反旗を翻した港をトルコが隔絶して保護 ● 【クロアチア領】ドゥブロヴニク
■ ソ連崩壊で勃発したアルメニア人の「失地回復」の聖戦 ● 【アゼルバイジャン領】ナヒチェバン
■ ロシアのお荷物となった、ドイツ人の「心の故郷」 ● 【旧ドイツ領&ロシア領】東プロイセン&カリーニングラード
■ 列強四ヵ国による河口争奪戦で切り離された飛び地 ● 【アンゴラ領】カビンダ
■ ロシア人大後悔! 住んでいるだけでお金がもらえる飛び地 ● 【アメリカ領】アラスカ
■ 不毛の地と化した放射能の飛び地 ● 【ロシア領】サンコヴァ・メドヴェゼ
■ スイス領になりたいという住民の願い叶わず ● 【ドイツ領】ビューシンゲン
■ カジノとタックスヘブンで潤う湖畔の村 ● 【イタリア領】カンピョーネ・ディターリア
■ 複雑怪奇な飛び地をウリにした観光の町 ● 【オランダ領とベルギー領が混在】バールレ
■ 「城があるから村ではない」とスペイン領に残留 ● 【スペイン領】リビア
■ 戦争終わって国境見直し交渉中 ● 【ボスニア・ヘルツェゴビナ領】サスタビキ
第2章 過去に存在した飛び地
■ 正真正銘の「無法地帯」を生んだ飛び地の中の飛び地 ● 【旧イギリス領に囲まれた中国領】九龍城砦
□ コラム1 【あらゆる国家権力に干渉されない飛び地は、汚水と臭気の無法地帯】
● 飛び地はパラダイス?(九龍城砦)
■ 宗教だけでまとまろうとした国の破綻 ● 【旧パキスタン領】東パキスタン
■ 日本のお坊さんもビックリ! お賽銭で潤っていた聖地の飛び地 ● 【旧ブータン領】カイラス山
■ 兄弟ゲンカの功名でまんまとせしめた天然の良港 ● 【旧オマーン領】グワダル
■ 政治の実権を失えば、経済の実権も失うことに  ● 【旧アラブ連合共和国領】シリア
■ 早々と停戦協定が結ばれたエルサレムを見下ろす重要拠点  ● 【イスラエル領】スコープス山
■ ビサンティン帝国の再興を夢見たギリシャの勇み足  ● 【旧ギリシャ領】スミルナ
■ 「ベネチアの失地回復」をエサにイタリアの参戦を促した飛び地 ● 【旧イタリア領】ザーラ
■ 社会主義圏に浮かんでいた資本主義のショーウインドウ ● 西ベルリン
■ 白人国家の飛び地はイヤだ!と白人たちが要求して消滅 ● 【旧イギリス領&旧南アフリカ領】ウォルビスベイ
□ コラム2 高校球児の心を踏みにじった異民族支配の現実 ● 飛び地と甲子園(沖縄)
第3章 飛び地のような植民地
■ 賄賂で確保した居留地が、いつの間にやら植民地に ● 【旧ポルトガル領】マカオ
□ コラム3 隣の町まで「九〇日間フリータイム」の売春ツアー ● 飛び地と買春ツアー(マカオ)
■ インド独立で密輸の拠点として栄えたつかの間の繁栄 ● 【旧フランス領】ポンディシェリー
■ 人口五千人の町で一日何千組もの結婚式が開かれた理由 ● 【旧フランス領】 ナム
■ 兵糧攻めに晒されて、フランスがあえなく放棄 ● 【旧フランス領】マヘ
■ 借金のカタに領土を広げていった植民地 ● 【旧フランス領】カリカル
■ 税収が他の町へ流れるのを嫌って、一足先にインドへ編入 ● 【旧フランス領】シャンデルナゴル
■ 「ガンジー精神」のインド人へ暴力振るうポルトガルに、インド政府の怒りが爆発 ● 【旧ポルトガル領】ゴア
■ インドの西の入口にあたるアラビア海の要衝 ● 【旧ポルトガル領】ディウ
■ むかし関所の町、いま酒が飲める町 ● 【旧ポルトガル領】ダマン
■ インド政府が「通せんぼ」してあえなく消滅 ● 【旧ポルトガル領】ダドラ&ナガルハベリ
■ 文字通り英仏が角を突き合わせていたアフリカの角 ● 【旧フランス領】シェイクサイド
■ 基地の町からショッピングと節税対策の町へ ● 【イギリス領】ジブラルタル
■ 鉄条網で囲まれたアフリカの中のヨーロッパ ● 【スペイン領】セウタ
■ レコンキスタの勢いに乗ってスペインが占領した町 ● 【スペイン領】メリリャ
■ ほとんど意地で領有し続けている地図にも載らない岩礁の飛び地 ● 【スペイン領】 ペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラ、ペニョン・デ・アルウセイマス、チャファリナス諸島
■ 他人に取られる前に確保しておきたかった砂漠 ● 【旧スペイン領】イフニ
■ 大統領が意気投合しても、国家統合は無理? ● 【旧イギリス領】ガンビア
■ 記念式典の「余興」で消滅させられた超ミニ飛び地 ● 【旧ポルトガル領】 サン・ジョアン・バプティスタ・デ・アジュダ
■ 敵国の中に堂々と居座る米軍基地 ● 【アメリカ領】グアンタナモ湾
■ 首都のすぐ横を貫くアメリカの「植民地」 ● 【旧アメリカ領】パナマ運河地帯
■ 北米に残されたフランスの漁業基地 ● 【フランス領】サンピエール島&ミクロン島
■ ほとんど南極にある北欧の領土 ● 【ノルウェー領】ブーべ島
□ コラム4 知的障害者だけが見抜いた植民地統治の奇習 ● 飛び地とかつら(香港)
第4章 対岸の飛び地
■ 【シリアに囲まれたイスラエル領】エンゲブ
■ 【ギリシャに囲まれたトルコ領】エディルネ
■ 【リトアニアに囲まれたロシア領】ビスティティス湖東岸
■ 【エストニアに囲まれたロシア領】ドゥブキ
■ 【スイスに囲まれたドイツ領】コンスタンツ
■ 【カナダに囲まれたアメリカ領】ウッズ湖西岸
■ 【カナダに囲まれたアメリカ領】ロバーツ岬
■ 【モザンビークの水域に囲まれたマラウイ領】リコマ島&チスムル島
■ 【ウルグアイの水域に囲まれたアルゼンチン領】マーチン・ガルシア島
■ 【メキシコに支配されていたアメリカ領】リオ・リコ
第5章 インフラ飛び地
■ ペルーが管理するチリ領内の港 ● アリカ港
■ ボスニア・ヘルチェゴビナが管理するクロアチア領内の港 ● プロチェ港
■ フィンランドが租借しているロシア領内の運河 ● サイマー運河とマリービソッキー島
■ チェコが租借しているドイツ領内の港 ● モルダウハーフェン
■ マレーシアが所有する鉄道用地 シンガポール領内のマレーシア国鉄
■ ドイツ領に囲まれたベルギー領の鉄道 ● ベンバーン鉄道
■ ドイツ、イタリア領内を通過する列車 オーストリア国鉄の回廊列車(コリドア・ツーク)
■ スイス領内のフランス国鉄駅とドイツ国鉄駅 ● バーゼル駅
■ フランス領内のスイス・フランス共用空港 ● バーゼル・ミュールーズ空港
■ モルドバ領に囲まれたウクライナ領の高速道路 ● パランカの高速道路
■ ロシア領と北朝鮮領に挟まれた中国領の道路 ● 洋館坪路堤
□ コラム5 ドイツ領に囲まれたオーストリア領 ● ユングホルツ
第6章 飛び地もどきの怪しい地帯
■ 麻薬を生産しながら中国奪還を狙った国民党軍兵士「落人村」 ● 【台湾領?】タイペイ
■ 中国返還を前に撤去された香港の国民党軍兵士の「落人村」 ● 【台湾領?】首吊り嶺
■ 皇太子誕生の場所を一日だけチャーチルが割譲 ● 【ユーゴスラビア領?】ロンドン・クラリッジスホテル・スイート212号室
■ カダフィ大佐のわがままで生まれた治外法権エリア ● 【スコットランド領?】オランダの旧米軍基地
■ 東西冷戦の象徴から、ソ連崩壊のモニュメントへ ● 【ソ連領?】西ベルリンの戦勝記念碑
■ ナポレオン相手に奮戦したロシア軍に、スイスがささやかな恩返し ● 【ロシア領?】スイス・悪魔橋の記念碑
■ 治外法権を盾に強力電波を発射 ● 【バチカン領?】電波塔
□ コラム6 ドイツ領へしか行けないオーストリア領 ● クラインワルザータル
第7章 国境で一島両断された島
■ フランスとオランダで分割された島 ● セント・マーチン島
■ ハイチとドミニカ共和国で分割された島 ● エスパニョーラ島
■ ベネズエラとガイアナで分割された島 ● コロコロ島
■ インドネシアとマレーシアで分割された島 ● スバティック島
■ インドネシアとパプアニューギニアで分割された島 ● ニューギニア島
■ ドイツとポーランドで分割された島 ● ウーゼドム島
■ カザフスタンとウズベキスタンで分割された島 ● ボズロジェーニエ島
■ 中国とロシアで分割された島 ● 黒瞎子島 (大ウスリースキー島) 、アバガイト島(ボリショイ島)
■ オーストリアとハンガリーで分割された島 ● ノイジードラー湖に浮かぶ小島
■ その他、国境線で「一島両断」にされた島
第8章 気になる国境線
■ アフガニスタンの盲腸 ● ワハン回廊
■ サウジアラビアの空白地帯の国境線 ● ルブ・アル・カリ
■ モーリタニアと西サハラ【モロッコが占領中】で分割された岬 ● ブランコ岬
■ トーゴの盲腸 ● バロ回廊
■ ナミビアの盲腸 ● カプリビ回廊

作者简介

飛び地には飛び地なりの事情がある!つながっていない領土の謎を一気に世界史・地理・国際関係学的に解明!世界中の飛び地を執着的に完全網羅!!アラスカ、カリーニングラード、バールレ、九龍城砦、西ベルリン等。


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