行動経済学入門

出版日期:2014-7-16
ISBN:9784532113156
作者:多田 洋介
页数:272页

内容概要

多田 洋介(ただ・ようすけ)
内閣府経済社会総合研究所勤務
1973年生まれ。96年東京大学経済学部卒業、経済企画庁(現内閣府)入庁。
ハーバード大学大学院修士。
訳書に、キャロル・グラハム著『幸福の経済学』

书籍目录

<目次>
第1章 行動経済学とは何か?――「限界知らずの経済人間」への挑戦
1 経済学の世界に生きる人間の3つの限界
2 人々は確率を「正しく」判断するか?――ベイズ・ルール
3 ゲームのプレーヤーはすべて合理的か?――ゲーム理論と人間の合理性
4 間違いの多い経済学の「くじ」選び――期待効用仮説とその限界
5 将来の消費の選択は難しく移ろいやすい――時間を通じた行動モデルと欠点
第2章 人間はどこまで合理的か?――限定合理性の経済学
1 人々は日々合理的に過ごしているわけではない
2 物を考えるにもコストがかかる――最適化コストと限定合理性
3 限定合理性の存在を示す事例――ゲーム理論の実証研究から
4 非合理的な人間の存在は市場を動かす――限定合理性のインパクト
第3章 近道を選ぶと失敗する――信念や判断に潜む罠
1 我々につきまとう「近道選び」の誘惑
2 法則がないところにあえて法則を見出す――代表性の近道選び
3 手っ取り早く手に入る情報を優先する――利用可能性の近道選び
4 情報は時に必要以上に影響力を持つ――係留効果
5 企業や投資家を惑わす自信過剰の問題
6 人は間違いを認めたがらない――「認知不協和」を避ける
第4章 プロスペクト理論――リスクが存在する下での選好理論
1 不確実性が存在する下で人々はどういう行動パターンに従うのか
2 プロスペクト理論とは――リスクに直面する人間行動の妙を見事に示すモデル
3 プロスペクト理論の応用例
4 お金の捉え方次第で人の行動は変わる――心の家計簿
5 人は曖昧さを嫌う――ナイト流の不確実性と曖昧性回避
第5章 非合理的な投資家は市場を狂わす――行動ファイナンスの世界
1 行動ファイナンスは行動経済学の最先端の応用分野
2 伝統的に正しいとされるファイナンス理論とは?――効率的市場仮説
3 非合理的な投資家のせいで市場裁定が機能しない――ノイズトレーダー・モデル
4 逆張り戦略は有効か?――投資家心理と株価の予測可能性
5 株式プレミアム・パズルと近視眼的損失回避性
6 合理的な投資家も非合理的な投資家も共犯?――価格バブルと行動経済学
第6章 人間は「超」自制的か――先送り、その場の快楽、自己制御
1 時間を通じた行動を現実的に捉える試み
2 いつまで経っても「今」が大事?――伝統的モデルのパズル
3 双曲的割引モデル――常に近い将来を大きく割り引く行動
4 双曲的割引関数を持つ意思決定者のパターン
――洗練された者vs.ナイーブな者
5 双曲的割引モデルを使った応用例
6 時間を通じた選好に関するその他のモデル――限定合理性、習慣形成、本能
第7章 人間は他人の目を気にするもの――「目には目を歯には歯を」の経済学
1 「超」利己的な人間像は完璧ではない
2 人が純粋に利己的ではないことを示す3つのゲーム
3 利己的?利他的?第三の道?――人々の動機付けの数々
4 相互応報的な行動がもたらすもの――具体的な応用例
5 さらなる応用例――日本人はより「公平」か?(社会規範と相互応報性)
終章 心理学的アプローチの限界と可能性

作者简介

本書は、2003年に刊行し、最もわかりやすくバランスがとれた解説の行動経済学のテキストとして定評があった単行本を文庫化したものです。行動経済学者であるダニエル・カーネマンやロバート・シラーがノーベル経済学賞を受賞したこともあり、行動経済学は、経済学の中でもっともホットなテーマといわれています。
行動経済学では、人間を合理的で利己的な存在ではなく、感情に流されたり、間違えたり、他人の利益を優先したりする「普通の人間」と考えます。心理学の発想を経済分析に持ち込むことで、失敗や先延ばしなど人々の不合理な行動の理由や、バブル発生の原因などを分析し、成果をあげてきました。
本書では、くじ引きやゲームを使ったユニークな実験や、投資やマクロ経済を対象にした様々な分析などを紹介。行動経済学が、ミクロ経済学や、意思決定論、統計学、ファイナンスなどと、どのように関連するかまで理解できます。


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