生々死々

内容概要

野間 宏（のま ひろし、1915年（大正4年）2月23日 - 1991年（平成3年）1月2日）は日本の小説家、評論家、詩人。長編小説を多く書き、社会全体の構造をとらえる全体小説を志向した。

1935年、京都帝国大学に進学し、反戦学生運動に参加。1938年、京都帝国大学文学部仏文科卒業。1941年に応召し、中国やフィリピンを転戦する。敗戦後、日本共産党に入党。1946年、『暗い絵』を発表し、作家生活に入る。

作品に『真空地帯』で毎日出版文化賞を受賞、『青年の環』で谷崎潤一郎賞とロータス賞を受賞。『差別・その根源を問う』『狭山裁判』など部落問題に関する言論活動が評価され、松本治一郎賞を受賞。1988年度朝日賞を受賞。

1991年、食道癌の合併症により死去。

作者简介

俳優の菅沢素人は何日、いや何年入院しているのか?人間をその管理下に縛る病院のメカニズムを凝視する一方、土地の乱開発によって生じる自然の崩壊をも見据える。病み危機に瀕した現代人の生々と死々。著者の想念は宇宙的規模で飛びかう―。未完の大著、遺作長篇。

 生々死々下载