ISBN:9784568503647
作者:小林章
内容概要
小林/章
1960年新潟市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業。1983年から約6年間株式会社写研で写植用文字デザインを担当の後、欧文書体の基礎を学ぶ必要を感じて退社する。1989年から約1年半の間イギリスに滞在して工芸家との交流や図書館通いでタイポグラフィについて学ぶ。1990年に帰国の後、字游工房とタイプバンクを経て1997年にフリーランスの欧文書体設計家として独立し、2000年までの間にアドビシステムズ(米)、フォントショップ・インターナショナル(独)、ITC(米)などから欧文書体を発表。1998年U&Ic type design competitionでCliffordが最優秀賞、本文部門1位同時受賞。2000年International type design contestでConradが本文部門最優秀賞に選ばれる。他、本文部門を中心に受賞多数。現在ライノタイプ社タイプディレクターとしてドイツに在住。2006年から東京タイプディレクターズクラブ年鑑の審査員をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
作者简介
Helvetica, Univers, Garamond など、デザイナーなら一度は使ったことのある定番書体の
成り立ちと効果的な使い方を欧文書体の第一人者である筆者が解説。
海外での使用事例写真もカラーで豊富に紹介。生きた知識が身につく一冊です。
約170種類の欧文書体を掲載。帯の推薦文は、ブックデザイナーの祖父江慎。
欧文書体の基礎知識について解説した『欧文書体 その背景と使い方』の続編である本書では、
その中でも定番と呼ばれる名作書体について、効果的な使い方をより実践的に解説しています。
第1章の「フォント演出入門」では、欧文書体が欧米で実際に使われている写真を豊富に掲載し、
具体的な使用法を紹介。
高級感を出したいとき、親しみやすさを演出したいとき、機能的な印象を与えたいときなど、
シーン別に書体の選び方、使い方を解説しています。
第2章の「定番書体徹底解剖」では、デザイナーがよく使う定番の16書体について、
その作者に書体の効果的な使い方をインタビューした内容です。
「ワインのラベルをデザインしているんだけれど、この書体は使っていいのか?」
「高級感のある化粧品のパッケージのロゴによさそうな書体は?」など、
書体選びに迷っても、この本があれば安心。海外でも通用する生きた欧文の知識を吸収し、
実際のデザインワークに役立てることができます。