大正文化

内容概要

南/博

1914年東京生まれ。1940年京都大学文学部哲学科(心理学専攻)卒業。1940年アメリカのコーネル大学入学。第2次大戦中「敵性外人」として留学生活を送る。1943年コーネル大学大学院博士課程修了。1947年アメリカより戦後初の帰国者となる。日本女子大学教授、一橋大学教授などを経て、現在、一橋大学名誉教授。中国人民大学名誉教授。文学博士。Ph.D(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

书籍目录

大正文化　目次 / (0005.jp2)

はじめに / p1 (0008.jp2)

大正評価の気運 / p1 (0008.jp2)

大正文化とは何か / p6 (0011.jp2)

I　明治から大正へ / (0013.jp2)

日本資本主義の開花 / p14 (0015.jp2)

文明から文化へ / p35 (0025.jp2)

II　世界のなかの日本文化 / (0038.jp2)

帝国主義列強への仲間入り / p64 (0040.jp2)

西欧文化の受容過程 / p87 (0051.jp2)

エリートにあらわれた民衆のイメージ / p101 (0058.jp2)

文化産業の成立 / p118 (0067.jp2)

生活のなかの文化意識 / p150 (0083.jp2)

III　革命と頌廃 / (0092.jp2)

不況と好況のあいだ / p172 (0094.jp2)

新しい社会意識 / p196 (0106.jp2)

虚構の形成 / p218 (0117.jp2)

マスコミの芽生え / p231 (0123.jp2)

文化生活者の意識 / p246 (0131.jp2)

IV　マス文化の成立 / (0140.jp2)

不況の慢性化 / p269 (0142.jp2)

反体制の文化 / p295 (0155.jp2)

教養主義とアカデミズム / p316 (0166.jp2)

マス文化の提供者 / p334 (0175.jp2)

マス文化と生活意識 / p350 (0183.jp2)

おわりに―大正から昭和へ / p370 (0193.jp2)

附録　社会心理史の対象と方法 / p387 (0201.jp2)

あとがき / p407 (0211.jp2)

大正文化年表 / p1 (0235.jp2)

主要参考文献 / p37 (0217.jp2)

作者简介

本書は、いわば人間の実在する文化史として大正期を見たものである。政治や経済の動きを統計的な資料とともに、当時の関係者の記録、また名もない民衆の実態調査などを中心として記述したものである。同じように文化の時代的流れを、これらの担い手たちのパーソナルな面を掘りさげることによって照合させ、民衆の雑多な生活様式の変化を大きくひとつの傾向としてとらえることによって考えようとしたものである。

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