出版日期:1997-7
ISBN:9784125004811
作者:山村 美紗,西村 京太郎
页数:229页
内容概要
京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。京都市立伏見中学の教師として教壇に立つ。1967年ごろから創作活動を始め、テレビドラマ「特別機動捜査隊」の脚本などを担当。’70年『京城の死』(後に『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補に。’71年「死体はクーラーが好き」が小説サンデー毎日新人賞候補となる。’74年「マラッカの海に消えた」で本格デビュー。’83年「消えた相続人」で第3回日本文芸大賞受賞。’92年に第10回京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。1996年9月5日、心不全のため急逝。65歳没。滞在中の東京都千代田区の帝国ホテルにて、執筆中の小説が広げられた机に突っ伏して、亡くなっていたという。まさに、ミステリーの女王らしい最期だった。
作者简介
ミステリー界の二大巨頭が放つ本格長編推理。
早川明子は、京都・大野原の十輪寺で京南大学文学部助教授の細川和也と知り合う。彼は平安文学を研究し、「在原業平の寺」で出会うに相応しい美青年であった。後日、明子は和也から誘われ学者たちが集う新年会に出席するが、教授の次女との結婚が噂される助手が、毒入りワインで殺害される。数日後には、講師の一人が長岡京跡で毒物死した。学長選を控えた派閥抗争の果てか、学説の対立なのか? それとも教授の美しい二人の娘をめぐる愛憎劇か? 恋人の和也に対し愛と疑念の狭間で揺れながら明子は、京都府警・狩矢警部と二人三脚で推理する…。