日中再考

出版日期:2003
ISBN:9784594041159
作者:古森義久
页数:256页

作者简介

「『中日友好』という言葉は根拠を欠いた幻想だ」。中国の大手ウェブ「華夏風情」の論壇に登場した論文の一節だそうである。「インターネットでの意見表明が共産党の政策から大きく逸脱すれば、ただちに削除される」のだから、これは中国当局の「許容範囲」にある対日観なのだろう。中国人は「中日友好」など信じていない。それどころか、日本人を「日冦」と蔑称して、嫌悪している。多額の対中援助資金を供与してきた日本人から見れば、不条理な話だが、これが「中日友好」の実像だと本書は言うのである。
著者はベトナム戦争さなかのサイゴン(現在のホーチミン市)を皮切りに、ワシントン、北京で国際報道に携わってきたジャーナリスト。「解放戦線の戦士の目は澄んでいる」といった情緒的なベトナム報道が多いなかで、安易な道義論を排した「古森義久」の署名入り記事は、当時から異彩を放っていた。その報道姿勢は本書にも貫かれている。たとえば、中国人の反日感情は「日本侵略者」の残虐性を徹底して教え込む歴史教育によって作られていると古森はみるのだが、これは決して根拠のない感情論ではなく、緻密な取材と中国歴史教科書の徹底分析から得た結論なのである。
中国の青少年は、現代日本が民主主義の国であることも、日本から6兆円にのぼる援助を受けていることも教えられていない。中国共産党が日本の「侵略性」と「残虐性」だけを執拗に教えるのは、凶悪な「日本鬼子」を退治した党の歴史的偉業を宣伝することによって、「統治の正統性」を国民に認識させるためである。反日感情と党の正統性が密接不可分の因果関係にある限り、「日本の罪」は永久に許されることはない。これが中国の「正しい歴史認識」であると古森は言う。
中国史研究の第一人者、岡田英弘は著書『歴史とはなにか』で「中国文明の歴史の本質は『正統』の観念である」と言っているが、本書は見事にそれを実証している。(伊藤延司)


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  •     2002年左右的书,bookoff买的,读起来有意思,有新信息,而且大部分内容到今天还不过时。上amazon看了下,评分也很高。
 

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