定本 柄谷行人文学論集

出版日期:2016-1-9
ISBN:9784000611003
作者:柄谷行人
页数:424页

书籍目录

序文
I
『アレクサンドリア・カルテット』の弁証法
漱石試論――意識と自然
意味という病――マクベス論
歴史と自然――森鴎外論
坂口安吾『日本文化私観』について
歴史について――武田泰淳
II
漱石の多様性
坂口安吾その可能性の中心
夢の世界――島尾敏雄
中上健次とフォークナー
翻訳者の四迷
文学の衰滅
初出・底本一覧

作者简介

60年代末に文芸批評家としてデビューした著者の今日にいたるまでの全文学評論から,著者自身が精選改稿した12篇を収録.さらに各作品を解説する序文をあらたに付した.修士論文のダレル論から,近代文学の終りを見据えた漱石論まで,著者の文学的営為の全体像が一望のもとに.思想家柄谷行人の原点を知るための決定版.
柄谷行人さんといえば今でこそ哲学者,思想家というイメージが定着していますが,もともと「文学評論家」として知られていた方でした.漱石論「意識と自然」により一躍有名となり,『意味という病』『日本近代文学の起源』『坂口安吾と中上健次』など文学批評の最前線でつねに活躍されてきました.
その後『トランスクリティーク――カントとマルクス』からは理論的なお仕事のほうへ重心をシフトされますが(もちろんカント論もマルクス論も「テクストの可能性の中心」を探るという点では文学評論の延長線上にあったのですが),他方で文学批評のお仕事が海外で翻訳紹介されたため,それへの応答として文学についても継続して論じてこられました.
つまり柄谷行人さんにとって文学評論はその活動の「原点」であったと同時に,絶えざる「中心」(のひとつ)でもあったといえるのです.
しかしながら40年もの長きにわたる,多岐にわたる文学批評活動――その中心をいまからひとつ見定めてみようと思ってみても,代表作が多すぎてなかなか決めがたい.そこで著者自ら,これまでの文学批評活動の道のりを回顧し,総決算し,改稿を行い,一冊の「定本」としてここに編むことにしました.『アレクサンドリア・カルテット』を論じた1967年の修士論文から,漱石『文学論』について語った2005年の講演まで,ダレル,シェークスピア,鴎外,漱石,四迷,安吾,泰淳,島尾敏雄,中上健次らのテクストを考察した各評論作品が今回まとめて収められています.文学評論の「自選ベスト」といってもよい本が仕上がりました.
これから著者の文学評論を読みすすめたいと考えている新しい読者はもちろん,これまで著者の文学評論を愛好して読んできた昔からの読者にも,柄谷行人さんによる文学論の全体像と本質をコンパクトに捉えなおすうえで最適の一書です.


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