満洲映画 全８巻

书籍目录

満洲映画　第１回　全４巻

刊行年月 2012年09月 揃定価103,680円 （揃本体96,000円） ISBN978-4-8433-3902-2

満洲映画　第１巻　康徳4（昭和12／1937）年創刊号〜康徳5（昭和13／1938）年2月号

刊行年月 2012年09月 定価25,920円 （本体24,000円） ISBN978-4-8433-3904-6

刊行にあたって（白井啓介）

日文版
1巻
1号
創刊号
康徳4（昭和12／1937）年12月1日　　　発行者　山内友一　　編集者　飯田秀世

満文版
1年
1号
創刊号
康徳4（昭和12／1937）年12月1日

日文版
2巻
1号
新年号
康徳5（昭和13／1938）年1月1日

満文版
2年
1期
新年号
康徳5（昭和13／1938）年1月1日

日文版
2巻
2号
2月号
康徳5（昭和13／1938）年2月1日

満文版
2年
2期
2月号
康徳5（昭和13／1938）年2月1日

満洲映画　第２巻　康徳5（昭和13／1938）年3月号〜5月号

刊行年月 2012年09月 定価25,920円 （本体24,000円） ISBN978-4-8433-3905-3

日文版
2巻
3号
3月号
康徳5（昭和13／1938）年3月1日　　　発行者　山内友一　　編集者　飯田秀世

満文版
2年
3期
3月号
康徳5（昭和13／1938）年3月1日

日文版
2巻
4号
4月号
康徳5（昭和13／1938）年4月1日

満文版
2年
4期
4月号
康徳5（昭和13／1938）年4月1日

日文版
2巻
5号
5月特別号
康徳5（昭和13／1938）年5月1日　　　発行者　杉原　致　　　編集者　飯田秀世

満文版
2年
5期
5月号
康徳5（昭和13／1938）年5月1日

満洲映画　第３巻　康徳5（昭和13／1938）年9月号〜12月号

刊行年月 2012年09月 定価25,920円 （本体24,000円） ISBN978-4-8433-3906-0

満文版
2巻
8期
9月号
康徳5（昭和13／1938）年9月1日　　　発行者　杉原　致　　　編集者　飯田秀世

日文版
2巻
9号
10月号
康徳5（昭和13／1938）年10月1日　　　発行者　杉原　致　　　編集者　藤澤忠雄

日文版
2巻
10号
11月号
康徳5（昭和13／1938）年11月1日

日文版
2巻
11号
12月号
康徳5（昭和13／1938）年12月1日

満文版
2巻
11期
12月号
康徳5（昭和13／1938）年12月1日

満洲映画　第４巻　康徳6（昭和14／1939）年新年号〜3月号・5月号・日文版新年号附録

刊行年月 2012年09月 定価25,920円 （本体24,000円） ISBN978-4-8433-3907-7

日文版
3巻
1号
新年号
康徳6（昭和14／1939）年1月1日　　　発行者　杉原　致　　　編集者　藤澤忠雄

日文版附録
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満映演員名鑑
—

日文版
3巻
2号
2月号
康徳6（昭和14／1939）年2月1日

日文版
3巻
3号
3月号
康徳6（昭和14／1939）年3月1日

日文版
3巻
5号
5月号
康徳6（昭和14／1939）年5月1日

満洲映画　第２回　全４巻

刊行年月 2013年04月 揃定価103,680円 （揃本体96,000円） ISBN978-4-8433-3903-9

満洲映画　第５巻　康徳6（昭和14／1939）年6月号〜8月号・12月号

刊行年月 2013年04月 定価25,920円 （本体24,000円） ISBN978-4-8433-3908-4

日文版
3巻
6号
6月号
康徳6（昭和14／1939）年6月1日　　　発行者　杉原　致　　　編集者　島津忠雄

日文版
3巻
7号
7月号
康徳6（昭和14／1939）年7月1日

満日文合併号
3巻
8期
8月号
康徳6（昭和14／1939）年8月1日
　　目次に「満日文合併号」と記載

満日文合併号
3巻
12期
12月号
康徳6（昭和14／1939）年12月1日　　　発行者　飯田秀世　　　編集者　山下　明

満洲映画　第６巻　康徳7（昭和15／1940）年1月号〜3月号

刊行年月 2013年04月 定価25,920円 （本体24,000円） ISBN978-4-8433-3909-1

満日文合併号
4巻
1期
1月号
康徳7（昭和15／1940）年1月1日　　　発行者　飯田秀世　　編集者　山下　明

満日文合併号
4巻
2期
2月号
康徳7（昭和15／1940）年2月1日

満日文合併号
4巻
3期
3月号
康徳7（昭和15／1940）年3月1日

満洲映画　第７巻　康徳7（昭和15／1940）年4月号〜6月号

刊行年月 2013年04月 定価25,920円 （本体24,000円） ISBN978-4-8433-3910-7

満日文合併号
4巻
4期
春季増大号
康徳7（昭和15／1940）年4月1日　　　発行者　飯田秀世　　編集者　山下　明

満日文合併号
4巻
5期
5月号
康徳7（昭和15／1940）年5月1日　　　発行者　長谷川濬　　編集者　山下　明

満日文合併号 4巻
6期
6月号
康徳7（昭和15／1940）年6月1日

満洲映画　第８巻　康徳7（昭和15／1940）年7月号・9月号・9月号別冊附録／解題・解説

刊行年月 2013年04月 定価25,920円 （本体24,000円） ISBN978-4-8433-3919-0

満日文合併号
4巻
7期
7月号
康徳7（昭和15／1940）年7月1日　　　発行者　長谷川濬　　編集者　山下　明

満日文合併号
4巻
9期
9月号
康徳7（昭和15／1940）年9月1日

別冊附録
　　 —
　— 芸苑情侶 —

解題（上田 学）

解説（鈴木直子）

作者简介

幻のキネマ雑誌、遂に復刻なる！ 昭和初期、満洲にて刊行された唯一の映画雑誌。

本書の概要

『満洲映画』は、1937（昭和12／康徳4）年12月に満洲映画発行所から発行された満洲映画協会の宣伝月刊誌です。創刊当時は「日文版」と「満文版」の二種が同時に発行されましたが、その後、1938（昭和13／康徳6）年に日文満文合併号（第3巻第8期）が発行されてからは、一冊の中に日文と満文の両方の記事が掲載されるようになりました。そして1941年6月に『電影画報』（第5巻第6期）と改称され、発行元も満洲雑誌社（満洲映画協会の子会社）に変わりました。

本企画は、『満洲映画』第１巻第１期（1937年12月号）から第4巻第9期（1940年9月号）まで、日文版、満文版、日満合併版を復刻するものです。復刻に際して、第１巻巻頭に「刊行のことば」を、最終巻末に詳細な「解説」「解題」をそれぞれ収録します。

★特にお薦めしたい方

映画史、メディア史、歴史学、思想史、社会史、政治史、近代史、植民地研究、異文化交流、文化史、風俗史、モダニズムなどの研究者・研究機関。大学図書館。映像・メディア関係専門学校。海外の日本学関連研究施設など。

【刊行にあたって】　白井啓介

ここに復刻する『満洲映画』は、「満映（満洲映画協会）」の広報宣伝誌として、一九三七年一二月に創刊された。

『満洲映画』は、だが実は厄介な対象だ。ことばを換えて言うなら、一筋縄ではいかないのだ。それは、この雑誌の世界が、歴史的、政治的に多重の負荷を追うとともに、多岐の分野と多層の境界にわたるからだ。

「満映」には、「満洲国」の文化教育宣伝機関として、戦後一貫して負の評価が付きまとっていた。中国側から「文化侵略」と糾弾されるだけでなく、日本側においても芳しい評価を与えることを憚る気風があった。二一世紀を迎えて、国境を跨いで再評価の動きがあるにせよ、その背景の重層性から共通基盤を求めにくいのが実情だ。

それゆえ、原本としての『満洲映画』が生きた証として有効なはずだが、そこに次なる厄介さが立ちはだかる。『満洲映画』は、創刊当初から日文版と当時「満文版」と称された中国語版とが、同時に発行されていたのだ。内容が同一で、それを盛ることばが異なるだけなら、つまり翻訳であるならことは容易い。ところが、グラビア写真を除いてまったく別記事の号もあり、その相違の度合いは各号によってまちまちだ。このため、中国語を解さぬ日本人と、日文版に踏み込めぬ中国人とでは、「同床異夢」のごとく別々の世界を思い描く事態が生まれる。

さらに、その誌面を飾る執筆者の多様さも、厄介さを助長する。日文版では、日本の映画人にとどまらず『藝文』に集う満洲文化人が連なり、他方中国語版には上海映画演劇人が寄稿するなど、それぞれに裾野の広さを見せる。

『満洲映画』の厄介さは、こうした複雑多岐にわたる歴史の実相を如実に映したことに由来するもので、それだけ史料価値が高いことを物語る。旧「満洲」における映画活動を探る上で、また昭和初期文芸活動の諸相に迫る上で客観史料の汲めども尽きぬ宝庫となるはずだ。

今回の復刻により、この宝庫が日中両国各界に広く共有されることを切に願っている。
　（文教大学教授）

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